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島津亜矢( しまづ あや )
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赤城山
Lyricist:野本高平 Composer:村沢良介
「幾百千里離れても、 俺の命を庇(かば)ってくれた、 赤城のお山と手前たちのこと、 忠治は生涯、忘れはしねえぞ。」
やむにやまれず 長脇差(ながどす)抜いた 俺を御用の 提灯(ひ)が囲む これが運命(さだめ)か 裏街道 落ち目くだり目 涯(はて)ない首途(かどで) さらば赤城山(あかぎ)の さらば赤城山の 月灯り
「関(かん)八州に身のおきどころ、 追われ追われて仮寝(かりね)の枕。」 今日があっても、明日はねえンだ。 いいってことよ、泣くんじゃねぇ。 あと振り返って背伸びをすりゃあ 赤城のお山は、拝めるんだ。」 Find more lyrics at ※ Mojim.com
義理の盃(さかずき) 男の意地も 勝てぬ浮世に 腹が立つ どこへ飛ぶのか 雁の声 こんど逢う時ァ あの世じゃないか 風が身にしむ 風が身にしむ 秋しぐれ
「親子づれか、兄弟か。 ――雁が鳴いて飛んでゆく。 やっぱりあいつも、 故郷(こきょう)の空が恋しいんだろうなあ。」
木綿角帯(もめんかくおび) 堅気(かたぎ)の姿 夢にまでみて 捨ててきた どうせ戻れぬ 旅がらす こころ故郷(こきょう)へ 草鞋(わらじ)は西へ 泣かぬ忠治の 泣かぬ忠治の 目に涙
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